金沢お葬式情報 父親の葬儀

父親が亡くなって,なにも知らないなかで葬儀に関わった記録です

だれが墓を守るのか

だれが墓を守るのか 小谷みどり著を読んでみました。
全国平均で火葬が50%を越えたのは1935年(昭和10年)で一般的(○○家の墓)な墓が建立され始まるのは、せいぜい明治時代の終わり以降ということです。1970年でも20.8%が土葬されていたそうです。
つまり墓という物は、宗教的には根拠が無く一種の流行のようなものだと考えられます。
核家族化が進展し、子々孫々で墓を継承するという社会的環境が失われ、無縁墓が増加しているのが現状のようです。
2011年の人口移動調査によると、居住地が出生地と同じ人は10.7%だったそうです。
家族みんなで墓参りに行くにも交通費や宿泊費がかかり、墓が傾斜地にあると年をとると墓まで歩くのも負担だし、草むしりや墓掃除のも重労働になる。
一度、墓を建てれば、墓を片付けたい(墓じまい)するにも多大な費用がかかるし、墓を継承する子供の負担を考えて、お墓を建てないことを選択する人が増えているようです。
1990年に総理府が実施した「墓地に関する世論調査」では共同参拝墓地をどう思うかの質問に対し、墓地としてふさわしくないと回答した人が42.6%だったものが1998年の20歳以上の男女を対象にした墓地に関する意識調査では、ふさわしくないと回答した人は14.6%だったようです。
散骨についても1990年に総理府が実施した「墓地に関する世論調査」では認めるべきではないという回答が56.7%でしたが、1998年の20歳以上の男女を対象にした墓地に関する意識調査では、好ましくないという回答が14.7%だったそうです。
宗教学者の島田裕巳氏は、遺族が火葬場から遺骨を引き取らない選択をゼロ葬と呼び、これこそが墓を建てる、守るといった心理的負担、金銭的負担から開放される手段だと主張し注目を集めたそうです。

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